NextRayは、ホームページ制作を50案件、AIによる事務・総務の自動化を50案件までに制限しています。多くの会社が「お客様を増やすこと」を目標にするなかで、あえて上限を設ける。その理由と、実際にどう運用しているかを正直に書きます。
NextRayがお受けする案件数には、
サービスごとの上限があります。
拡大を追わず、1案件ごとに向き合い続けることを選びました。
そのため、2つのサービスそれぞれに、お受けできる数の上限を設けています。
公開後の運用・改善まで毎月伴走するため、手をかけられる範囲に絞っています。
設計後も運用の調整と改善が続くため、制作と同じ枠数に揃えました。
あわせて最大100案件。これが、私が「成果が出るまで付き合う」と言い切れる範囲です。
人がしっかりと関係を保てる相手の数には限りがあり、その上限はおよそ150人といわれています。人類学者ロビン・ダンバーが提唱した説で、「ダンバー数」と呼ばれるものです。当初、私はこの数字をそのまま借りて、合計150案件を上限としていました。
2026年7月、これを100案件に引き下げました。ダンバー数はあくまで「人」との関係の話です。会社とのお付き合いは、担当者が複数いることも、毎月の業務が継続的に発生することもあり、一件あたりの重みが人間関係とは違います。同じ150という数字を当てはめるのは、正直に言って楽観的でした。
実際に運用していく見通しを立てたところ、150案件では1案件ごとに向き合い続けることができないと判断しました。数字を守れないまま掲げ続けるより、実態に合わせて引き下げるほうが誠実だと考えています。
厳密な科学的根拠として掲げているわけではありません。ただ、「どこかで線を引かなければ、際限なく受けてしまう」という自戒として、意味のある数字だと考えています。
ホームページ制作を50案件に絞っているのは、公開後こそ手がかかるからです。毎月の更新、検索順位の確認、原稿の作成、改善の提案——「作って終わり」にしない以上、1案件あたりに継続的な時間が必要になります。この密度を保てるのが50案件でした。
AIによる事務・総務の自動化も、同じ50案件としました。以前は「仕組みを整えたあとは運用が安定するから、制作より多く受けられる」と考え、100案件としていました。しかし実際には、業務のやり方は変わり、扱う書類も増え、動き出したあとも調整と改善が続きます。手が離れるという前提そのものが、楽観的でした。
受けられる数を多く見せるための数字ではなく、実際に手が回る範囲を積み上げた結果です。積み上げ直した結果、どちらも50案件になりました。
Web制作は、数をこなすほど利益が出るビジネスにもできます。テンプレートに流し込んで納品し、次へ進む。それでも会社は回ります。
ただ、そのやり方だと「作ったのに問い合わせが増えない」サイトが量産されます。実際、ご相談の中でいちばん多いのが「以前どこかに作ってもらったが、その後は何も起きていない」というお話です。
私はそちら側に行きたくありませんでした。公開後に毎月手を入れ、数字を見て、改善を続ける。それをやり切るには、抱えられる数に限りがあります。
人を増やさないことにも、はっきりとした理由があります。
NextRayに従業員はいません。これは「まだ雇う余裕がない」という話ではなく、意図してそうしています。
私が示したいのは、AIを本気で使いこなせば、一人でも多くのお客様を抱えられるということです。問い合わせの一次対応も、日程調整も、書類作成もデータ入力も——間接業務を仕組みに預ければ、人が向き合うべき仕事だけが手元に残ります。その状態で何案件まで支えられるのかを、自分の会社で実際にやってみせる。それがNextRayの立っている場所です。
ここで人を雇えば、その前提は崩れます。「AIがあるから一人でできている」のか、「結局は人手を増やしただけ」なのかが、区別できなくなるからです。だから私は、増員という選択肢をあえて外しています。
そしてこの体制は、AIによる事務・総務の自動化としてお客様にご提案している内容と、まったく同じものです。自分の会社で毎日回していない仕組みを、人にすすめることはできません。
一人で運営している以上、当然のご心配があると思います。「もしその人が倒れたら、うちのホームページはどうなるのか」——もっともなご質問です。
そのため、不慮の事故や病気などで代表が業務を続けられなくなった場合に、その後の業務を引き継げる体制を整えています。信頼できる相手に引き継げる形をすでに用意しており、日々その体制を確かなものにしています。
「担当者しか分からない」という状態を作らないこと自体が、一人で運営する会社の責任だと考えています。事業の継続をお客様の運任せにするつもりはありません。
ご心配される点を、あらかじめお答えしておきます。
枠が埋まった時点で、新規のご依頼の受付を停止します。「実は無制限に受けている」ということはありません。ご検討中の方は、お早めにご相談ください。
ご契約終了などで枠が空くことはあります。締め切っている場合も、空き待ちのご連絡はお受けします。タイミングが合えばご案内します。
上限はホームページ制作・保守が50案件、AIによる事務・総務の自動化が50案件で、それぞれ別枠です。片方が満枠でも、もう片方が空いていればお受けできます。単発のご相談は対象外です。
数えているのは会社の数ではなく、案件の数です。同じ会社さまから2つのサービスをご依頼いただいた場合は、2案件として数えます。かかる時間は会社の数ではなく、お引き受けした仕事の数で決まるためです。
この方針は、値上げのための演出ではありません。料金は料金一覧にすべて掲載しており、枠が少なくなったことを理由に価格を変えることはしません。
「今だけ」「残りわずか」といった煽り方もしません。現在の空き状況は、お問い合わせいただければ正直にお伝えします。
残り枠数はサイト上では公開していません。「残り3枠」といった表示は、実態と関係なく煽りに使われることが多いためです。
お問い合わせいただければ、その時点の状況を正直にお伝えします。締め切っている場合はその旨をお伝えし、無理にお受けすることはしません。
変わりません。むしろ、既にお付き合いのある会社への対応品質を保つことが、上限を設けている目的です。
新規を締め切るのは、既存のお客様に使う時間を削らないためです。
引き上げは絶対にいたしません。
受注が増えても、体制が変わっても、上限を増やすことはありません。数を増やせば、必ず1案件あたりに割ける時間と注意が薄まるからです。「成果が出るまで付き合う」という約束を守り続けるために、増やさないことをお約束します。
なお、2026年7月に上限を合計150案件から100案件へ引き下げました。掲げた数字を守れないと判断した場合に引き下げることはありますが、その逆はありません。
枠が空くのは、既存のご契約が終了したときだけです。
思いません。人を雇わないことそのものが、NextRayの証明だからです。
私は「AIを使いこなせば、一人でも多くのお客様を抱えられる」ことを、自分の会社で実証しようとしています。ここで人を増やせば、成果がAIによるものなのか人手によるものなのかが区別できなくなり、前提そのものが崩れます。お客様にご提案している仕組みを、まず自分で回して見せることを優先しています。
不慮の事故や病気などで代表が業務を続けられなくなった場合に備え、信頼できる相手へ業務を引き継げる体制を整えています。用意して終わりにはせず、日々その体制を確かなものにしています。
あわせて、データ・ドメインの引き継ぎ方法はご契約前に書面で明示しています。事業の継続をお客様の運任せにしないことが、一人で運営する会社の責任だと考えています。
現在の状況を正直にお伝えします。ご相談・お見積りは無料です。枠が埋まっている場合も、その旨をきちんとお伝えします。