プロのホームページ制作会社のように見えても、
中身は素人かもしれません

きれいなサイトを持つ会社が、きれいなサイトを作れる会社とは限りません。テンプレートと素材が充実した今、見た目を“それらしく”整えることは誰にでもできます。問題は、その見た目の裏に、あなたの会社の成果を出すための実力があるかどうか。見た目にだまされないための見どころと、自分で確かめる方法を書きます。

この記事に出てくる言葉
SEO対策
同じように調べたとき、地図の枠の下に並ぶ「サイトの一覧」に出てくるようにすることです。
ドメイン
「nextray.jp」のような、インターネット上の住所です。名刺やチラシに書くのはこれで、一度決めたら変わりません。
MEO対策
「新潟市 カフェ」のように地域名を付けて調べたとき、Googleマップの枠に出てくるようにすることです。地図と一緒に3件だけ並ぶ、あの枠のことを指します。
サーバー
ホームページの中身(文章・写真)を置いておく場所です。土地を借りるようなもので、借りているあいだは、誰がいつ見に来ても開けます。
画面のどこに出るか見る →

なぜ「見た目」はあてにならないのか

ホームページ制作会社を探すとき、まず見るのは「その会社のサイトが立派かどうか」です。自然な判断です。ところが、これがいちばん当てになりません。理由は3つあります。

  • テンプレートで誰でも“それらしく”できる プロ品質のデザインテンプレートや無料の写真素材が大量に出回っています。中身の技術がなくても、それらを組み合わせれば、見た目だけは立派なサイトが作れてしまいます。
  • 自社サイトは、時間をかけた“唯一の作品”かもしれない 自分の会社のサイトには、いくらでも時間をかけられます。1枚だけ美しく仕上げることと、お客様ごとに成果の出るサイトを何件も作り続けることは、まったく別の能力です。
  • 見た目に、成果を出す仕組みは映らない 検索で見つけてもらえるか、スマホで速く正しく表示されるか、公開後に更新し続けられるか。こうした“効く部分”は、トップページの美しさには現れません。

つまり、「きれいなサイトを持っている」ことは、「あなたのために、きれいで成果の出るサイトを作れる」ことの証明にはならないのです。判断すべきは見た目ではなく、その裏側にあります。

誤解しないでください

見た目が立派なのは、それ自体は良いことです。ただ見た目は最低条件で、それだけでは足りません。下のサインと確かめ方を、見た目と合わせて見てください。

中身が素人かもしれない8つのサイン

1つ当てはまったからといって即アウト、ではありません。ただし、複数が重なるほど注意が必要です。

1. 見せられる実績が、自社サイトしかない

制作実績を尋ねたとき、具体的な話が何も出てこない場合は、経験が浅い可能性があります。ただし、実績を公開していないこと自体は問題ではありません。当社も方針として公開していません。お客様の会社名とサイトが競合へ渡るためです。見るべきは、公開しているかどうかではなく、公開しない場合に代わりの根拠を出せるかどうかです。「どんな業種の、どんな課題を、どう解決したか」を説明できるか。何を根拠に構成を決めているかを言えるか。役割すら語れないのは別の問題です。

2. 質問に、具体的に答えられない

「SEOは大丈夫ですか?」に「もちろん対応しています」としか返ってこない。専門用語で煙に巻いて、中身を説明しない。プロは、素人にも分かる言葉で「何を・なぜ・どうやるか」を具体的に話せます。抽象的な安心フレーズしか出てこないときは要注意です。

3. 見積もりが「一式」で、内訳がない

「ホームページ制作一式 ◯◯円」だけの見積もりは、何にいくらかかっているのかが分かりません。デザイン・コーディング・原稿・写真・SEO設定・保守がそれぞれどう積み上がっているのか。内訳を求めて渋る、あるいは出せない会社は、そもそも工程を把握できていない場合があります。

4. 「見えない品質」の話が出てこない

表示速度、スマホ対応、検索エンジンへの伝わりやすさ、アクセシビリティ(誰にとっても使いやすいか)。これらに一切触れず、デザインの話しかしないのは、そこに手を入れられないサインかもしれません。見た目は素材で補えますが、これらは技術が要ります。

5. 「作って終わり」で、公開後の話がない

ホームページは公開してからが本番です。ところが、運用・更新・改善の話がまったく出ず、納品して終わりという前提で進む会社があります。公開後に文言ひとつ直すたびに費用が発生する、更新をお願いしても連絡がつかない。こうした“放置”は、この段階のヒアリングで見抜けます。

6. ドメイン・サーバーの名義を、自社に渡そうとしない

これは技術力というより誠実さのサインです。ドメイン(住所にあたる名前)やサーバーの契約名義を制作会社が握ったまま渡さないと、いざ別の会社に乗り換えたいとき、サイトごと人質に取られる形になります。名義を自社にできるか、管理画面のIDを渡してもらえるかは、契約前に必ず確認してください。

7. 返信が遅い・担当がころころ変わる

問い合わせへの反応が遅い会社は、契約後はもっと遅くなります。やり取りのスピードと丁寧さは、公開後の運用品質の予告編です。担当者が定まらず、話が毎回ふりだしに戻るのも、体制が整っていないサインです。

8. 契約書・解約条件があいまい

最低契約期間、解約時の費用、データやドメインの引き継ぎ方法。これらが口約束のままで、書面で示されないのは危険です。良い会社ほど、辞めるときの条件を先に、はっきり示します。入口の説明より、出口の説明を丁寧にする会社を選んでください。

自分でできる5分の確認方法

専門知識がなくても、次の4つは今すぐ確認できます。相手の実績サイト(または自社サイト)を1つ開いて、試してください。

  • スマホで開いてみる 文字が小さすぎないか、横スクロールが出ないか、ボタンが押しやすいか。スマホでの見え方は、今や評価の中心です。ここが崩れている会社は、基本ができていません。
  • 表示の速さを体感する 開いた瞬間に表示されるか、画像がなかなか出てこないか。速度が気になるなら、「PageSpeed Insights」という無料ツールにURLを入れると点数で分かります。
  • 会社名や住所が、他のページと一致しているか 実績サイトの店名・住所・電話番号が、Googleマップや他の掲載サイトと食い違っていないか。細部の整合は、丁寧さの表れです。
  • 更新が止まっていないか 「お知らせ」や「ブログ」が数年前で止まっているサイトばかりを実績に挙げる会社は、公開後の更新対応が鈍っている可能性があります。

ソースの一部も、見る人が見れば分かります

詳しい方であれば、ブラウザでページを右クリックして「ページのソースを表示」すると、見出しの構造(h1・h2)が整理されているか、画像に説明(alt)が付いているかなどが分かります。分からなくても大丈夫です。上の4つだけで十分に差は見えます。

「見えない品質」とは何か

ここまで何度か「見えない品質」と書いてきました。具体的には、次のようなものです。これらは見た目に映らないぶん、素人との差が最も出る部分でもあります。

  • 検索で見つけてもらう設計(SEO) ページごとの狙う言葉、タイトルや説明文、見出しの構造。詳しくは中小企業のためのSEO入門で解説しています。
  • 表示速度 画像の重さを抑え、待たせずに表示する。速さは、見てもらえるかどうかと検索順位の両方に効きます。
  • スマホでの見え方 小さな画面でも読みやすく、押しやすく、崩れない。
  • アクセシビリティ 文字の読み上げや色のコントラストなど、誰にとっても使える配慮。
  • 保守性 公開後に安全に更新し続けられる作り。ここが雑だと、あとで直すたびに余計な費用がかかります。

見た目は入口にすぎません。問い合わせや来店という成果につながるのは、この見えない部分です。だからこそ、見た目だけで選ぶのは危険なのです。

契約前にぶつけたい質問

次の質問に、具体的に・その場で答えられるかどうか。それだけで、相手の実力と誠実さはかなり見えてきます。

  • 実績を公開していない場合、代わりに何を根拠として判断しているか説明できますか?
  • 原稿や写真は、どちらが用意しますか? こちらで用意する場合、その手間は見積もりに含まれていますか?
  • ドメインとサーバーの名義は、自社になりますか? 管理画面のIDはもらえますか?
  • 公開後の更新は、自分でできますか? 代行をお願いする場合の費用は?
  • 最低契約期間と、解約時の条件・引き継ぎ方法を書面でいただけますか?
  • SEOや表示速度について、具体的に何をしてもらえますか?

これらは、意地悪な質問ではありません。まっとうな会社なら、むしろ聞かれて安心する質問ばかりです。答えを渋る、はぐらかす、料金の話にすり替える。そうした反応こそが、いちばん分かりやすいサインです。

読んだ方から聞かれること

見た目が立派なら、実力もあると考えていいですか?

いいえ。自社サイトの見た目と、あなたの会社のために成果を出す力は別ものです。テンプレートや素材を使えば誰でも“それらしい”サイトは作れます。他社実績・見積もりの内訳・公開後の運用体制・ドメイン名義の扱いといった、見た目に表れない点で判断してください。

実績を見せてもらえない場合は、どう考えるべきですか?

守秘義務で出せないこともありますが、その場合でも業種・役割・工夫した点は説明できるはずです。自社サイト以外に見せられるものが何もないなら、経験が浅い可能性を念頭に、契約前の無料デモ制作などで実物を確認するのが安全です。

専門知識がなくても、素人かどうか見分けられますか?

できます。実績サイトをスマホで開いて崩れや速度を確かめる、見積もりに内訳があるか、上に挙げた質問に具体的に答えられるか。この3つだけでも、かなりの差が見えます。専門用語で煙に巻かず、平易に説明してくれるかどうかも大切な判断材料です。

見た目の良し悪しは、入口としては使えます。そこで止まらないことです。その裏に中身があるかを、質問と実物で確かめる。これが、失敗しない選び方です。あわせてホームページ制作会社の選び方|見積書で確認すべき6項目もご覧ください。

中身は実物で確かめてください

NEXTRAY合同会社は、ご契約の前に御社の簡易デモを無料で制作します。言葉ではなく、実際に動くサイトを見てからご判断ください。ホームページ制作は初期費用0円+月額29,800円(税別)、SEO/MEO運用と更新代行が月額に含まれます。

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