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404ページとファビコン|誰も見ていないようで、信用に効く細部

404ページとファビコン。どちらも無くてもホームページは動きます。だからこそ後回しにされ、無いまま公開されているサイトが少なくありません。ここでは、この2つが何なのか、なぜ当社は必ず設置するのかを説明したうえで、ご自分のサイトに有るかどうかを5分で確かめる方法まで書きます。

この記事に出てくる言葉
ファビコン
ブラウザのタブや、お気に入りの一覧に出る小さなアイコンです。
サーバー
ホームページの中身(文章・写真)を置いておく場所です。土地を借りるようなもので、借りているあいだは、誰がいつ見に来ても開けます。

404ページとは何か

存在しないページを開こうとしたときに表示される案内ページです。「404」は「見つかりませんでした」を意味する番号で、たとえば次のような場面で表示されます。

  • ページを削除・移動したのに、古いリンクがどこかに残っていたとき
  • 他のサイトやSNSに貼られたリンクのURLが、1文字間違っていたとき
  • 訪問者がURLを手打ちして、打ち間違えたとき

つまり404ページが表示されるのは、多くの場合サイト側ではなくリンク側の事情です。どれだけ丁寧にサイトを作っても、外部に貼られたリンクまでは管理できないので、行き止まりに来てしまう訪問者をゼロにすることはできません。問題は、そのときに何を見せるかです。

素のエラー画面が与える印象

404ページを用意していないサイトでは、サーバーが出す素のエラー画面(白い背景に「404 Not Found」と英語のエラー文だけが表示される画面)が出ます。

この画面を見た訪問者がどう感じるかを、想像してみてください。サイトの名前もロゴも無く、戻るための入り口もありません。多くの方は「壊れているのかな」「もうやっていないのかな」と感じて、ブラウザを閉じるか、検索結果に戻って別の店を探します

実店舗にたとえるなら、間違えて裏口に来てしまったお客様に、案内板ひとつ出していない状態です。「正面入口はこちらです」と書いた紙が1枚あるだけで、お客様は店内に入れます。404ページは、その案内板にあたります。

逆に、サイトと同じデザインで「お探しのページは見つかりませんでした。トップページはこちらです」と案内が出れば、訪問者は迷子のままサイトの中に戻ってこられます。失敗をお客様との接点に変える、数少ない仕掛けです。

ファビコンとは何か

ブラウザのタブや、スマートフォンのブックマークに表示される小さなアイコンのことです。いまこのページを開いているタブにも、当社のマークが表示されているはずです。

設定していないサイトでは、タブに地球儀や白紙のマークが表示されます。それだけのことなのですが、効いてくる場面が2つあります。

  • タブを何枚も開いて比較されているとき。訪問者は候補の会社を複数タブで開いて見比べます。このときアイコンが無いサイトは、タブの並びの中で「どれだったか」を思い出してもらえません
  • ブックマークされたとき。スマートフォンのホーム画面やブックマーク一覧で、アイコンの無いサイトは埋もれます

ファビコンは、いわばタブの中の看板です。数十ピクセルの画像1枚ですが、有るか無いかは、並べられたときにはっきり差が出ます。

なぜ当社は必ず設置するのか

当社のサイト(nextray.jp)にも、404ページとファビコンの両方を設置しています。理由は単純で、この2つは「見る人がほとんどいない場所ほど、見られたときの効きが大きい」と考えているからです。

トップページがきれいなのは、いまや当たり前です。差が出るのは、誰も見ていないと思われている場所(エラー画面や、タブの隅)まで手が回っているかどうかです。訪問者は意識してそれを評価するわけではありませんが、「隅々まで管理が行き届いているか」の印象は、こうした細部の積み重ねから生まれると思います。

もうひとつ、実務的な理由もあります。404ページもファビコンも、一度作ればその後の手間がゼロです。制作時に1時間かけるだけで、サイトが続く限り働き続けてくれます。費用対効果の面で、やらない理由が見当たりません。同じ性質のものに、LINEやSNSでリンクを送られたときのカード表示を決めるOGPの設定があります。こちらも一度きりの作業で、効くのは自社の営業が届かない場面です。

5分でできる自分のサイトの確認方法

ご自分のサイトに、この2つが有るかどうか。次の手順で確かめられます。

  • 404ページの確認:自分のサイトのURLの後ろに、存在しないページ名を付けて開く(例:自社サイト.jp/aaa)。サイトと同じデザインの案内ページが出れば設置済み。白い画面に英語のエラー文だけなら未設置
  • ファビコンの確認:パソコンのブラウザで自分のサイトを開き、タブの左端を見る。自社のマークが出ていれば設置済み。地球儀や白紙のマークなら未設置
  • ついでにリンク切れも確認:主要なページのリンクをいくつかクリックして回り、404ページ(または素のエラー画面)に落ちるリンクがないかを見る

本当に5分で終わります。もし外部のサイトに間違ったURLのリンクが貼られていないか気になる場合は、Googleサーチコンソールを使うと、訪問者がどのページでエラーに遭っているかを確かめられます。

無かった場合の作り方

どちらも、大がかりな作業ではありません。

404ページ

最低限、次の3つが入った1ページを作れば十分です。

  • 「お探しのページは見つかりませんでした」という日本語の案内文
  • トップページへ戻るリンク
  • サイトと同じヘッダー・デザイン(訪問者に「サイトの中にいる」と分かってもらうため)

ページを作ったら、存在しないURLが開かれたときにそのページを表示するよう、サーバー側の設定を1行加えます。設定方法はお使いのサーバーによって異なるので、「お使いのサーバー名+404ページ」で検索するか、制作会社に依頼してください。

ファビコン

ロゴやマークを正方形に切り出したPNG画像を1枚用意し、HTMLに1行追記するだけです。小さく表示されるものなので、社名の文字まで入れると潰れます。マーク部分だけを切り出すのがきれいに見せるコツです。

すでに制作会社と契約している方は、「404ページとファビコンをお願いします」と伝えれば通じます。この記事を見せていただいても構いません。どちらも小さな作業なので、大きな追加費用がかかる性質のものではないはずです(契約内容によりますので、費用は依頼先にご確認ください)。

この記事について、よく聞かれること

404ページを作ると検索順位は上がりますか?

直接順位を上げる効果はないとされています。404ページの価値は順位ではなく、行き止まりに来てしまった訪問者を逃がさないことにあります。エラー画面で閉じられるはずだった訪問者が、トップページやメニューに戻ってくれれば、それが実利です。

ファビコンはどうやって作ればよいですか?

ロゴやマークを正方形に切り出したPNG画像を1枚用意すれば十分です。小さく表示されるものなので、文字の多いロゴはマーク部分だけを切り出す方がきれいに見えます。画像ができたら、HTMLのhead内にlinkタグを1行書くだけで表示されます。

自分のサイトに404ページがあるか、どうやって確認できますか?

自分のサイトのURLの後ろに、存在しないページ名(例:/aaa)を付けて開いてみてください。サイトと同じデザインの案内ページが出れば設置済みです。真っ白な画面に英語のエラー文だけが出るなら、未設置の状態です。5分もかからず確認できます。

リンク切れはどうやって見つければよいですか?

ページ数が少なければ、全ページのリンクを実際にクリックして回るのが確実です。ページ数が多い場合は、無料のリンク切れチェックツールにURLを入れると機械的に洗い出せます。外部サイトへのリンクは相手の都合で切れるため、公開時だけでなく定期的な確認をおすすめします。

誰も話題にしない場所ほど効く

エラー画面とタブの左端。ふだん誰も話題にしない場所です。

  • 404ページ:行き止まりに来た訪問者への案内板。無いと、素のエラー画面で閉じられる
  • ファビコン:タブの中の看板。比較されるとき、ブックマークされるときに効く
  • どちらも無くても動く:だから差がつく。細部まで手が回っているかの表れになる
  • 確認は5分:存在しないURLを開く、タブの左端を見る。この2つだけ
  • 一度作れば手間はゼロ:制作時の1時間が、サイトが続く限り働き続ける

大きな効果を約束できる話ではありません。404ページを付けたから売上が伸びる、という性質のものではないからです。それでも、訪問者に嫌な思いをさせる場面をひとつ減らせることは確かです。まずはご自分のサイトで、5分の確認から試してみてください。

確認してみたら無かった、という方のご相談も歓迎です

ご自分のサイトを確認して「404ページが無かった」「ファビコンが出ていない」という場合、どう依頼すればよいか、自分で直すなら何をすればよいかをお伝えします。ご依頼いただかなくても費用はかかりません。いまの制作会社さんに頼めば済む内容であれば、そのとおりお伝えします。しつこく追いかけることはしません。

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