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契約前に、無料でデモサイトを作る理由

当社の営業には、少し変わったところがあります。ご契約の前に、実際に動くデモサイトを無料で作ってお見せするのです。「契約してもいないのに作るのか」と驚かれることもあります。この先では、なぜこの方法を取っているのかを、当社側の損得の構造まで含めてここに書きます。制作会社を探している方には、「実物を見てから判断できる依頼先の選び方」として読んでいただける内容です。

口頭の提案では、完成像は伝わらない

ホームページの発注には、構造的な難しさがあります。契約する時点では、買うものがまだ存在しないことです。

車なら試乗できます。家なら少なくともモデルハウスがあります。ところがホームページは、提案書と口頭の説明(「御社らしい、信頼感のあるデザインにします」「スマートフォンでも見やすくします」)を聞いて、まだ無いものを想像して、契約することになります。

そして「信頼感のあるデザイン」から想像するものは、発注側と制作側で、まず一致しません。言葉は同じでも、頭の中の絵は別物だからです。完成物を見て「思っていたのと違う」となる失敗の多くは、どちらかの手抜きではなく、この構造から生まれます。すでに契約した後なので、後戻りもしづらい。

当社自身、口頭のご提案だけでは完成像をお伝えしきれないと感じてきました。話がうまくなる努力より、構造の方を変えるべきだと考えました。

だから、実物を先に作る

結論は単純です。想像してもらうのをやめて、実物を先に作ってお見せする。

お話を伺った見込みのお客様に対して、当社は契約前に、その会社の名前と業種を入れた実際に動くデモサイトを作ります。画面の絵ではなく、スマートフォンで開いて、スクロールして、ボタンを押せる実物です。費用はいただきません。

実物があると、会話が変わります。「信頼感のあるデザインで」という抽象的なやり取りが、「この写真をもっと大きく」「この文言はこう直したい」という具体的な修正の相談になります。認識のずれは、契約後ではなく契約前に、実物の上で解消されます。

そして何より、見た結果「違う」と思ったら、断れます。まだ何も契約していないからです。

作って断られたら、当社の損。だから本気で作る

ここが、この記事でいちばん書いておきたい部分です。

この方式では、デモを作る手間は全額、当社の持ち出しです。ご覧いただいて断られたら、かけた時間はそのまま当社の損になります。回収する手段はありません。

一見、当社に不利なだけの仕組みに見えます。ですが、この損の構造こそが、お客様への品質の保証として働きます。

手を抜いたデモは、断られる確率を上げます。断られたら丸損です。つまりこの仕組みの中では、本気で作ることだけが、当社にとって合理的な行動になります。「弊社は品質に自信があります」と言葉で言うのは誰にでもできますが、この方式では、自信がなければそもそも成立しません。デモの出来がすべてお客様の目の前に出るからです。

逆の言い方をすれば、当社は「契約を取ってから頑張る」型の営業ができない構造を、自分に課していることになります。

デモから契約までの流れ

実際の流れは、次のとおりです。

  • ① お話を伺う。業種・商圏・ホームページで何をしたいかをお聞きします。この段階も無料です
  • ② デモサイトを作ってお見せする。社名・業種を反映した、実際に動く見本です。公開されている情報をもとに作るため、細部の内容は仮のものです
  • ③ 実物を見て、判断していただく。修正のご要望も、この段階で伺えます。断っていただいても費用はかからず、その後の営業連絡もしません
  • ④ ご契約後、正式な内容に仕上げる。写真・文章・料金などを正式なものに差し替え、公開まで進めます。料金は料金ページのとおり、初期費用0円・月額29,800円です

デモで、どこまで作るのか

「デモといっても、どの程度のものが出てくるのか」。実物で確かめてください。

いちばん確実なのは、実際に動くものをご自身の目で確かめていただくことです。当社は制作実績を公開していませんが、その代わりにヒアリングから公開・運用までの進め方をそのまま書いていますので、まずそちらをご覧ください。そのうえで、御社専用のデモを無料でお作りします。

何を載せるかの考え方は、ホームページ制作のご案内ホームページを資産として持つという考え方に書いてあります。デモは、そこに書いた考え方を御社の情報に当てはめたものだと思ってください。

発注側から見た「実物で判断する」依頼先の選び方

ここからは、当社に頼むかどうかにかかわらず使える話です。制作会社を選ぶとき、「実物をどれだけ見てから判断できるか」を軸のひとつにすることをおすすめします。

  • その会社が作った実際のサイトを、URLで見せてもらう。提案書のきれいな画像ではなく、公開されている本物を、自分のスマートフォンで開いてみてください。表示の速さや使い勝手は、実物でしか分かりません
  • 契約前に、どこまで具体物を見せてもらえるかを聞く。デザイン案は契約前か後か。修正のやり取りはどの段階からか。「契約後にデザイナーがヒアリングします」だけの場合、完成像を見ないまま契約することになります
  • 「思っていたのと違った」場合の扱いを契約前に確認する。修正は何回まで含まれるか、追加費用はどこから発生するか。ここが曖昧なまま進むと、ずれが起きたときに行き場がなくなります
  • 実物を見せない理由を説明できるかを見る。事情があって見せられない場合もあります(守秘義務など)。その説明が具体的なら誠実ですし、はぐらかされるなら注意が必要です

制作会社の選び方の全体像は、見積書で確認すべき6項目に詳しく書いています。

この方式の限界

この方式の、うまくいっていない面・限界も書いておきます。

1. デモは完成品ではありません

契約前のデモは、公開されている情報だけを頼りに作るため、文章や写真は仮のものです。完成品の品質はデモの先にあります。デモで見ていただけるのは「この会社は、うちのためにこういう方向のものを作る」という方向性と実力の証拠であって、そのまま公開できるものではありません。

2. 当社の都合で、数に限りがあります

デモは1件ずつ手をかけて作るため、同時にお受けできる数には限りがあります。また、この方式が成り立つのは、当社がホームページ制作の受付を上限50件に制限していることとも関係しています。数を追う営業をしないからこそ、1件ごとに持ち出しで作れる、という関係です。

ご相談をいただく前に、こちらからデモをお送りすることもあります。お引き受けするのが50件までなので、手当たり次第にお送りするということができません。公開されている情報を見て「この会社のサイトを作ってみたい」と思ったところにだけ、先に作ってお送りしています。届いたからといって受け取る義務はありませんし、返信をいただけなければそれで終わりです。

3. この方式が万能だとは考えていません

デモを気に入っていただけて、それでもご縁がなかったこともあります。実物を見せれば必ず選ばれる、というほど甘くはありません。それでも、口頭の提案だけで契約していただくより、双方にとって後悔が少ない。その一点で、この方式を続けています。

この記事について、よく聞かれること

デモサイトは本当に無料ですか?断ったら費用を請求されませんか?

無料です。デモをご覧いただいた結果お断りいただいても、費用は一切かかりませんし、その後にしつこく連絡することもありません。デモの制作費を後から請求することもありません。断られたら当社の時間が損になるだけ、という前提で作っています。

デモサイトには何が載りますか?

貴社の社名・業種をもとに、トップページを中心とした実際に動く見本を作ります。公開されている情報をもとに作るため、内容の細部は仮のものです。契約後に、写真や文章を正式なものに差し替えて仕上げていきます。

デモを見てから断ってもよいのですか?

もちろんです。むしろ、実物を見てから断れることがこの方式の意味だと受け止めています。口頭の説明だけで契約して、完成物を見て後悔する、という失敗を防ぐために実物を先にお見せしているので、見た結果「違う」と感じたら、遠慮なくお断りください。

他社と比較している段階でも、デモを頼めますか?

はい。比較材料としてお使いいただいて構いません。他社の提案書と当社のデモを並べて検討していただくのは、当社にとっても望むところです。実物同士で比べられる状態が、発注側にとっていちばん判断しやすいとみています。

無料にしている本当の理由

無料で作っているのは、親切のためではありません。

  • ホームページの発注は、契約時点で買うものが存在しないという構造的な難しさを抱えている
  • 言葉で完成像は一致しない。だから当社は契約前に、実際に動くデモサイトを無料で作ってお見せする
  • 作って断られたら当社の損。この構造があるから、手を抜くことが当社にとって不合理になる。それが品質の保証として働く
  • デモの水準は、実績を公開しない代わりに書いている進め方と、実際にお作りするデモそのもので確かめられる
  • どの会社に頼むにしても、「実物をどれだけ見てから判断できるか」を選び方の軸のひとつにすることをおすすめします

買う前に実物を見る。他の買い物では当たり前のことが、ホームページでも当たり前になってほしい。当社がこの方式を続けている理由は、突き詰めればそれだけです。

「まず実物を見てから考えたい」。それで構いません

社名と業種をお知らせいただければ、実際に動くデモサイトを無料でお作りします。ご覧いただいた結果お断りいただいても、費用は一切かからず、その後の営業連絡もしません。先に私が何を根拠に作っているかだけ読んでいただくのでも歓迎です。

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