- ドメイン
- 「nextray.jp」のような、インターネット上の住所です。名刺やチラシに書くのはこれで、一度決めたら変わりません。
- リダイレクト
- 古いURLに来た方を、新しいURLへ自動で送る設定です。
ドメイン
= お店の住所「nextray.jp」のような、インターネット上の住所です。名刺やチラシに書くのはこれ。一度決めたら変わりません。
サーバー
= お店を建てる土地ホームページの中身(文章・写真)を置いておく場所です。ここを24時間借りているから、誰がいつ見に来ても開けます。
SSL
= 出入口の鍵フォームに書かれたお名前や電話番号を、途中で盗み見されないようにする仕組みです。無いとブラウザに「保護されていない通信」と警告が出ます。
この3つは、どこに頼んでも必ずかかるものです。会社によっては「サーバー代」「SSL」として毎年の別料金でご請求になります。当社は3つとも月額29,800円に入っているので、追加のご請求はありません。
ドメインとは何か(ネット上の住所)
ドメインとは、ホームページのネット上の住所です。当社なら「nextray.jp」がそれにあたります。この住所を自分で取得して使うものを独自ドメインと呼びます。
無料のホームページサービスを使うと、「◯◯.サービス名.com」のような、他社の住所を間借りした形のURLになります。手軽ですが、そのサービスが終了すれば住所ごと消えますし、引っ越せばURLが変わり、それまでの検索の評価は引き継げません。商売で使うサイトなら、住所は自分の名義で持っておくことをおすすめします。
良いドメイン名の3つの基準
凝った名前を考える前に、次の3つを満たしているかを確かめてください。
① 短いか
ドメインは名刺・封筒・看板・チラシ・メールアドレスと、あらゆる印刷物に載り続けます。長いドメインは、それだけで名刺のレイアウトを圧迫し、チラシでは小さく潰れます。目安として、ローマ字で10文字前後までに収まると扱いやすくなります。
② 打ちやすいか
ハイフンの位置、伸ばす音(「とう」はtoかtouか)、濁点の綴りなど、聞いた人が迷わず打てるかを考えます。実際にスマートフォンで打ってみてください。打ち間違えやすい名前は、それだけで訪問の機会を失います。
③ 声に出して伝わるか
電話口で「うちのホームページは◯◯です」と言ったとき、相手が一度で書き取れるか。これは意外と見落とされる基準です。「エヌ・イー・エックス・…」と一文字ずつ読み上げないと伝わらない綴りは、営業の現場で不便です。
社名か、屋号か、サービス名か
次に、◯◯の部分に何を入れるかです。それぞれ向き不向きがあります。
社名・屋号:迷ったらこれ
いちばん堅実な選択です。会社が続く限り名前が古びないこと、名刺の社名とURLが一致して覚えてもらいやすいこと、検索で社名を調べた人が確実にたどり着けることが利点です。
弱点は、社名が長い場合や、ローマ字にすると綴りが難しい場合です。その場合は、無理に正式名称をすべて入れず、通称や略称で短くする方が実用的です。
サービス名・店名:事業が1本に絞られているなら
会社名より店名の方が知られている業態(飲食店や美容室など)では、店名をドメインにする方が自然です。ただし、将来2店舗目や別事業を始めたときに、ドメインと実態がずれていく可能性は考えておいてください。
業種+地名:おすすめしません
「niigata-reform.com」のような、業種と地名を組み合わせた名前を見かけます。検索に有利な気がしますが、現在のGoogleはドメインに含まれる単語をほとんど順位の手がかりにしていないとされており、期待した効果は薄いのが実情です。それよりも、事業を譲ったり業態を変えたりしたときに名前が足かせになる不利益の方が大きいとみています。
.jp/.com/.co.jpの違い
末尾の部分にも種類があります。よく使われる3つだけ押さえれば十分です。
- .jp:日本国内に住所があれば、個人でも法人でも取得できます。「日本の事業」だと一目で伝わるのが持ち味です
- .com:世界中の誰でも取得できる、いちばん普及した種類です。海外との取引も視野に入れるなら無難な選択です。ただし普及している分、希望の名前がすでに取られていることが多いのが難点です
- .co.jp:日本で登記された会社だけが、1社につき1つだけ取得できます。この縛りの厳しさがそのまま「登記済みの法人である」証明になるため、法人相手の取引が多い業種では信頼の材料になります
なお、どの種類を選んでも検索順位で有利・不利はないとされています。末尾は信頼の見え方の問題であって、SEOの問題ではありません。
なぜ「あとから変える」が大変なのか
「とりあえずこれで始めて、あとで変えればいい」は、ドメインに関しては通用しにくい考え方です。理由は3つあります。
- 印刷物がすべて作り直しになる:名刺、封筒、パンフレット、看板、車のステッカー。URLは思っている以上に多くの場所に印刷されています
- メールアドレスが変わる:ドメインでメールを運用している場合、取引先全員への変更連絡が必要になります。旧アドレス宛てのメールを取りこぼす危険もあります
- 検索の評価がリセットされかねない:検索エンジンはドメイン単位でサイトを評価しています。引っ越しの際は「転居届」にあたるリダイレクト設定で評価を引き継げますが、設定を誤ると積み上げた評価を失いますし、正しく設定しても一時的に順位が動くことがあります
だからこそ、最初の1時間を惜しまず、10年使うつもりで決めることをおすすめしています。
当社が nextray.jp を選んだ考え方
参考までに、当社自身の決め方を書いておきます。
- 社名をそのまま使いました。NextRay → nextray。事業内容が変わっても社名は変わらないので、いちばん寿命の長い名前だと判断しました
- 7文字で、ハイフンなし。名刺でもメールアドレス(このドメインで運用しています)でも扱いやすい長さです
- 末尾は .jp にしました。お客様は新潟の中小企業・店舗の皆様で、海外との取引は想定していません。「日本の会社です」と一目で伝わることを優先しました
実のところ、.comとの比較で長く悩んだ覚えはありません。「社名がそのまま取れる」「短い」「打ち間違えにくい」の3つが揃った時点で、それ以上こだわる理由がなかったというのが実際のところです。ドメイン選びは減点を避ける作業であって、加点を狙う作業ではないと考えます。
取れるかどうかを確かめる方法
ドメインは早い者勝ちで、すでに誰かが取得している名前は使えません。候補が決まったら、次の手順で確かめられます。
- ドメイン登録業者(レジストラと呼ばれます)のサイトを開く
- 検索欄に候補の名前を入れ、.jp/.com などの空き状況を一覧で見る
- 空いていれば、その場で取得できる。取得した年だけ安く、2年目から通常料金になる体系が多いので、更新時の費用まで確認する
- 第一候補が埋まっていたら、末尾を変えるか、名前を短く・長く調整して再検索する
1つ注意があります。ドメインの名義は、必ず自社(自分)にしてください。制作会社の名義で取得されてしまうと、その会社と契約を終えるときにドメインを引き取れず、トラブルになる例があります。誰の名義で取得されるのかは、契約前に確認する価値のある項目です。
あとから聞かれることが多い点
無料のドメイン(サービスのサブドメイン)ではだめですか?
だめではありませんが、商用のサイトには独自ドメインをおすすめします。無料のドメインはそのサービスが終了すると使えなくなり、別のサービスへ引っ越すとURLが変わって検索の評価を引き継げません。名刺やチラシに載せる住所としても、独自ドメインの方が短く、信頼されやすい傾向があります。
.jpと.comはどちらがよいですか?
実務上の差はほとんどありません。どちらも検索で不利になることはないとされています。日本国内のお客様が相手なら.jpの方が「日本の事業」だと一目で伝わり、海外も視野に入れるなら.comが無難です。迷ったら、希望の名前が取れる方で決めて構いません。
co.jpは取った方がよいですか?
co.jpは日本で登記された会社しか取得できず、1つの会社につき1つまでという制限があります。この制限があるからこそ「登記された法人である」ことの証明になり、法人間の取引が多い業種では信頼につながります。個人事業主の方は取得できないので、.jpや.comを使うことになります。
あとからドメインを変えることはできますか?
技術的には可能ですが、名刺・封筒・看板などの印刷物の作り直し、メールアドレスの変更連絡、検索エンジンの評価の引き継ぎ作業(リダイレクト設定)が発生します。特に検索の評価は、正しく設定しても一時的に下がることがあります。最初に時間をかけて決める価値のある項目です。
ドメインの費用はどれくらいかかりますか?
ドメインの種類と登録業者によって異なりますが、多くの場合、年間数千円程度の維持費がかかります。取得した年だけ安く、2年目から通常料金になる料金体系が一般的なので、契約前に「更新時の費用」を必ず確認してください。
10年使う名前として決める
ドメインは、一度決めたら10年使うことになります。
- 基準は3つ:短いか、打ちやすいか、声に出して伝わるか
- 迷ったら社名・屋号:いちばん寿命が長く、名刺とURLが一致する
- 末尾に検索の有利・不利はない:.jpは「日本の事業」、.co.jpは「登記済み法人」の証明
- 一度決めたら変えにくい:印刷物・メールアドレス・検索評価の3つに刻まれるため
- 名義は必ず自社で取得する:制作会社名義はトラブルの元
ドメインは、派手さのない裏方の決めごとです。ですが、これから作るホームページのすべてがこの住所の上に積み上がっていきます。10年使うつもりで、最初に1時間だけかけてみてください。